【初心者向け】色々解説タイBL入門【おすすめ作品】

最近タイBLがばずってて怖いです。信じられません。

もうすぐ沼に浸かって丸3年立つ私から、最近タイBLを好きになったあなたへ捧げる、そんなブログです。

 

 

タイBL基礎知識編

おそらく初めてタイ界隈に触れる方が知らないであろうこと、気になってそうなことをまとめてみました。

ちょっと長いですがめちゃくちゃ大事なことがたくさん詰まってるので、ぜひ読んでみてください。

 

Q.タイBLとは?
 →その名の通り、タイで製作されているBLドラマや映画などの作品を指します。

Q.どこで見れるの?
 →日本と違いネット配信がメイン。主にYouTubeとLINETV(日本からはDL不可)で配信中。

最近は公式で日本輸入されるようになり、各種ストリーミング配信サイトやスカパー、DVDなどで見ることができる作品もありますよ。

Q.日本語字幕はあるの?
 →ある作品とない作品があります。

輸入済みは公式字幕、未輸入は非公式字幕と区別されていますが、基本的に日本語字幕はついていなくて当たり前だと思っていて下さい。

タイ公式側から英語字幕が用意されていれば万々歳。
今非公式で日本語字幕がついている作品はすべて有志の一般のファンによるものです。
もちろんお金が発生するものではありません。

なんでまだついてないの?と怒る、文句を言う、リクエスト募集がないにも関わらず○○の字幕つけてください!と迫る、その他字幕製作者への要求、責めるような発言などは言語道断です。

有志の方への感謝を忘れず、もし字幕が欲しいなら自分でつける努力をしましょう。

Q.情報入手はどこでしているの?
 →Twitter、インスタグラム、Facebookのドラマ公式アカウントより入手します。日本のようにドラマ公式サイトが作られることはほぼありません。

Q.”the series”って何?
 →タイの連続ドラマにはタイトルの後ろに必ず"the series”とつきます。

Q.インターファンって?
 →タイ国外のファンをインターナショナルファン、インターファンと呼びます。

Q.俳優さん個人はどうやって追ってるの?
 →主にTwitter、インスタグラムで追っています。

タイ人みんな写真もインスタも大好きなので、めちゃくちゃ更新してくれる。

そんなにプライベート丸出しで大丈夫なのか、ってくらい更新してくれる。

Q.俳優さん達の”あだ名”について教えて
 →タイ人は基本本名で呼び合うことはなく、お互いをニックネーム(チューレン)で呼び合い、俳優さんたちも同様。

国内ファンもインターファンもみんな俳優さんたちをニックネームで呼びます。

このニックネームは本名に関係なく、呼びやすさなどで決められているんだとか。

逆に本名はこだわりを持ってつけられていることが多いそうなので、そこは俳優さん個人個人の気持ちやご家族のことを考えて空気を読み、基本はニックネームで呼んであげるのが無難です。

Q.”P”と”Nong”って何?
 →年上の人への敬称が”P”、逆に年下へは”Nong"を使います。

かしこまった関係ではなく、少しカジュアルな呼び方だそう。

”N"はあんまり聞く頻度は高くないですが、”P”は本当によく聞きます。
実際の俳優さん同士でもドラマ内でも、年上の人を呼ぶ時は”P'○○”と呼んでいますね。

ファンもリプやコメント、会話をする際は年上に対しては”P”を必ずつけますので、ぜひ真似して使ってみてください。

Q.ファンが撮影した写真いっぱい出てるけど大丈夫なの?

 →大丈夫です。

韓国界隈なんかだとマスター?と言って諸問題があるようですが、タイの場合は基本彼らの写真・動画は撮影禁止と言われなければ常識の範囲内で撮影OK、SNS投稿OKになってます。日本じゃ考えられん。
ファンとの交流タイムと称し、囲み撮影もいつもやってます。優しい世界すぎて信じられん。

本人がRTしてくれたり、推しのママにいいねされたりするので、もし撮影できる機会がありましたら是非タグつけて投稿してみてください。

日本に来た時も同様、撮影禁止と言われておらず、空港や各施設、ご本人への配慮を怠らない範囲でしたら撮影大丈夫ですし、タイミングさえ合えばセルフィーも可能です。
ただし、俳優さんによっては契約上特定機種以外のスマホは持てない、なんて人もいますのでそこは各々確認の上で撮影をお願いします。

また、他の方が撮影した写真をSNSなどにアップする場合はクレジットを忘れないでつけるようにしましょう。
基本写真ガチ勢の皆さんは画像の中にアカウント名やロゴを入れてるので、そう言った場合はcr.on picと表記したりします。

Q.ファンクラブってどうなってるの?
 →○○FCというツイッターアカウントが出来ればそれはもうFCです。笑

公式も非公式もありますが、ファンが有志でアカウントを立ち上げ、一番最初に出来たFCやフォロー数が多いFCなどが公式になるらしい。

わたしはFCに関わってないのでそのへんは良く知らない。笑

各JPFCは字幕付けをしたり、日本のファンへ向けた情報発信をしたり、様々な企画を考えたり公式FC企画の取りまとめをしたり、FMの際のサポートをしたり、そんな感じのことをしてくれています。

Q.どうすれば日本でファンミが出来るの?
 →マネーとパワー、必要なのはそれだけだ。

日本以外のインターファンは自分の会社で出資して呼んだり、個人で出資してイベントを開いたりしています。これ冗談じゃなくマジなやつ。

おそらく日本人はそこまで財力がある人はごく少数だと思うので、過去私たちはツイッターでタグ作ってみんなでツイートしたり、協力してくれそうな会社を探して連絡してみたり、そんな感じのことをしていました。

結局、あの時はJPFCが出来てフォロワーもたくさん増えて、別件のお仕事の時に日本にもたくさんファンがいるんだ!ってわかってもらえて、それがFM開催に繋がったと思います。

まぁつまりとにかく自分にできるアクションをするしかないってことですね。
タイ界隈はSNSでの発信で日本に呼べちゃうこともありますから。

とはいえ最近は輸入作品増えて速攻日本FM決まったりして、心底羨ましい限りです。

Q.どんな配慮をしてあげればいい?
 →臨機応変に、郷に入っては郷に従え、半年ROMればわかる。

これ、なんかちょっと言われてたので。

まぁさすがに半年もROMれとは言いませんが、その時その時にならないとわからないことはたくさんあります。

たとえば最近話題に上がっていたのはSingtoくんのお誕生日の件。
Singtoくんのお誕生日は7月28日ですが、現国王も同じ誕生日なのでバースデーイベントはやりません。国王を祝う日だからです。
SNSなどでお祝いするのはOKですが、そういった背景があることを頭に入れて、空気を読んでください。

あとは割と関わりありそうなのは出家ですかね。
タイの男性は、両親のため若いうちに短期間の出家を行うことが多く、俳優さんたちも例外ではありません。
髪の毛も眉毛も全部剃って僧侶として数週間をお寺で過ごしますし、もちろんその間お仕事はお休みです。
海外にいる私たちにできることは彼らの気持ちを思いやり、静かに見守り、待つことのみ。

推しが出家するジャンル、それがタイです。

その他にも禁酒の日があったりとか、前国王崩御の日はみんなSNSに追悼の投稿をしたりもしていました。
追悼投稿に対して「これどういう意味?」とわからない方は実際身近にいたんです。
当時を知らない方からしたら確かにそういう他国の状況はわからないですよね。

だから、わからない場合は安易に発言しない

身近な人に聞いたり調べたり、まずは知る努力をしてほしいです。

そうして私たちは彼らへの配慮の仕方を覚えて、今まで活動してきました。

Q.二次創作の注意点は?

 →基本は日本と変わらない。

まぁ彼らは公式でカップルやってくれているので、全年齢向けのカップルイラストとかは全然タグつけて投稿して大丈夫です。

問題はR18。こっちは日本人にしか分からない感じで投稿するのが理想かな、と個人的には思っています。

どうせ中身は日本語しか書いてないんだから。

ただ私はこの界隈の二次創作に触れてこなかったので、詳しい事情は以前から創作活動しているようなアカウントを覗いて確認してみてください。

あくまで彼らは個人個人の役者さんですから、R18はご本人の目に触れないようにプライベッターなど各種サイトやパスワード設定、鍵垢設定などのご配慮を切に願います。

おすすめ作品紹介

ここからは、タイ沼にはまりたての方に是非見てほしい作品を紹介していきます。

入門も入門、超有名・人気作品を集めてました。

最近は本当に種類が多いので、好みに合わせて見てみてください。

SOTUS the series

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tv.rakuten.co.jp

☆こんな人にオススメ☆

・後輩わんこ攻め×先輩ツンデレ美人受けが好き

・2人の感情や関係の変化をゆっくりじっくり見守りたい

・恋愛面だけでなく、ストーリーのしっかりある作品が好き

・成長物語・青春ものが好き

 

おそらく日本第1次タイBLブームを巻き起こしたのがこの作品で、タイBL作品の火付け役となったのもこの作品です。

未だに絶大なる人気を誇り、続編・SOTUSSも製作されました。

タイBLの中では最も有名なレジェンド的作品で、ここを通らずにタイBLは語れない作品です。

私もSOTUS見てないタイのオタクなんてツチノコくらいおらんでしょ!?と思う。笑

ですのでもうタイ沼初心者入門作品と言えばこれしかないです。

また、公式で日本語字幕付きで配信されているという点も安心ですね。

2moons the series

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hatimitu0126.hatenablog.com

☆こんな人にオススメ☆

・ピュアでキラキラしてて可愛い王道作品が好き

・日本の映像作品だとタクミくんシリーズが好き

・JoongNineとかいうヤベエカップルがいるって聞いた

・作中でハイタッチしかしてない伝説のTaeTeeがいるって聞いた

 

私が2moonsを語らずにタイの話を終えられるわけがない。

さっきから勝手に言ってますが、日本第2次タイBLブームは多分この作品で、2moons放送前から沼にいた方々からは「こんなにファンが増えるなんて・・・!」と言われていたくらい、日本のタイBL界隈にとって大きな機転となった作品だと思います。

この作品はシーズン1と2でキャスト変更がありました。
(なんでっていうのは過去記事に書いてます)

今見始めるのであれば2moons2からの方が絶対に入りやすいんですが、オリキャスのオタクとしては是非ともシーズン1からチェックしてほしいですね。

シーズン1の内容を凝縮して数話におさめ、新展開を追加したのが2なので、1の方がよりじっくり描かれています。

JoongNineとかいう彗星のごとく現れたとんでもカップルの噂を聞いた方は要チェックですね。

Love by Chance the series

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www.asiadramatictv.com

☆こんな人にオススメ☆

・複数カップルの進展が見たい

・キスシーンいっぱい欲しい

・ピュアなのになんか雰囲気えっちいやつくれ

・続編放送開始まで絶望させてほしい

 

続いては、またもや勝手に呼びます日本第3次タイBLブームのLBCです。

確実に沼の人口を増やしてくれました。

今まで紹介してきた作品の中では一番えっちいと思います、個人的に。

でもあくまでピュアで可愛い路線のお話なんです。
なんですが、なぜか2人の間に漂う雰囲気がえっちなんですよね・・・。

あと撮影当時、主役のPeteくんを演じるSaintくんは現役高校生だったそうです。罪深い。

絶望したくない方は続編来てから見てください。

番外編・Theory of Love the series 

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hatimitu0126.hatenablog.com

☆こんな人にオススメ☆

・甘めよりも切ない・痛い・シリアス系が大好き

・親友から恋人になる瞬間を見届けたい

・OffGun is Realの真髄が見たい

・映画・洋画が好き

 

これはもう、ひとえに今まで甘めで爽やかな作品が多かったので、もっと重苦しいやつはねえのか!って方向けに追加しました。

なのであんまり初心者向けって感じではないですが、役者たちもストーリーも作り込みがすごくて奥が深い作品です。

GMMの熟年カップル・OffGunの主演なのですが、OffGunの原点が見たい方はPuppyHoney(2getherと同じ監督の作品です)へどうぞ。

有名映画のパロディやネタが多いので、映画好きの方にもおすすめの一本です。

 

 

いかがだったでしょうか。

本当に、こんなに日本でタイBLが認知されている現状が信じられなくて、驚きの毎日です。

2gether面白いもんね。

みなさまご自宅で過ごされていると思うので、この機会にぜひ色んな作品やタイの文化にたくさん触れていただけたら幸いです。

それでは、素敵なタイBLライフを!