結局なんだったの? SUPERLOVERS 11巻
基本BLって雑誌の刊行ペースが遅くて耐えられないので、連載物は追いたくないのです。
が、SUPERLOVERSはアニメ化するずいぶん前から追っかけてます。
ということで、ネタバレありのちょっと感想。
「SUPER LOVERS 第11巻」/ あべ美幸
待ちに待った最新刊、北海道では9月4日発売だったのでさっそく買ってきました。私は雑誌を買わないので、内容はすべて初見です。
ざっくりとした内容は、10巻ラストで朝倉さんに突き落とされた晴が、17歳~25歳までの記憶を失った状態で目覚め、11巻ラスト、記憶が戻るところまでが描かれています。
あとがきで作者さんが「記憶喪失ネタが好きで、もっと晴に記憶喪失でいてほしい!」と書いてましたが、完全に作者さんの趣味に付き合わされた一冊だったなぁという印象でした。
担当さんからの圧でこの一冊におさまったからよかったものの、正直このまま次の巻まで引き延ばされていたら、さすがに飽きていたと思います。
零くんがとにかくかわいそうで・・・。大人な零くんは極めて冷静に、17歳の晴に接してる姿が健気すぎて、晴なにやってんの!って気持ちでいっぱいでした。
大きくなって精神的にも大人になった零くんと、零くんと出会った当初の幼い晴、同い年。
面白い題材ではあるのですが、何よりも零くんの気持ちが報われなさ過ぎて見ててつらい。
脳は覚えていなくても、体が零くんを覚えていても、それを受け入れきれないのが17歳の晴で、それがまたつらい。
作者さんはそういうのが好きなのかもしれませんが、私はただただつらいだけでした。
郁芳の優しさや双子のいい感じの適当さにだいぶ救われました。
ラストもあっさり記憶を取り戻して、まさに、え?この巻なんだったの?って感じだったのですが、担当さん、本当に止めてくれてありがとう。
次の巻に期待します。
ハルレンはこのあたりにしておいて、私の推しは篁先生と夏生くんなので、そっちの話を。
御曹司問題やらでなんだかんだと絡みはあったのですが、10巻で篁先生が夏生くんを思い出したのか、そうでないのか、微妙な感じで終わってますね。
11巻では、過労が原因でぶっ倒れてる篁先生の部屋になぜか夏生くんがいて、なぜか甲斐甲斐しくご飯まで作ってあげてました。
なんて微笑ましいの!
昔構ってくれてた篁先生にだいぶ懐いてる夏生くんがかわいすぎる。
きっと、なんだかんだと理由つけては篁先生のところに遊びにいってるんですよね、夏生くん。
今回の供給も2ページでしたが、私はこの2人がくっつくまで絶対にめげません。絶対に。
今のところ進歩ないですし、ハルレンがメインなのはわかってるのですが、あれだけ匂わせしておいたなら、そろそろ回収を始めてくれてもいいのでは?
偽カップルの2人がどんな感じで発展していくのか気になって仕方ないです。
夏生くんの方が先に何か仕掛けてきそうな気がしますけど、どうなんでしょうね・・・。
まずは篁先生に完全に思い出してもらうところからはじめよう、夏生くん。
大体どの作品も本編が気になって買うのに、気が付いたらサイドストーリーの方のカップルを好きになってるのほんとに厄介です。
タイの子たちも結局、Mingkitが一番高まっております。
本編よりサイドストーリー進める癖は直しなさい。
心に響きます。