限界腐女子は趣味を通じて成長する
グランギニョル大千秋楽。お疲れさまでした。
親から友達から親戚からお客さんから、もう誰にでも「マニアックだね。笑」と言われ続けている私ですら、もっとまともだった時代もありました。
という振り返り日記です。
みんなはどんなオタク人生を歩んできたんだろうかと気になりつつ。
私の記憶によると、小学6年までは一般女子だった気がします。
流行りのジャニーズをそれなりに見て、流行りのドラマを見てるだけの毎日でした。
でもどこでトチ狂ったのか、中1ではすでに商業BL沼の住人です。
今思えばハタ迷惑な中学生ですよね……。
私の人生はまず、BLを好きになったことで一歩屈折しました。
とにかく紙の本が大好きで、中1から今まで集めた商業BLの冊数は200冊くらい。
しかも当時から小説の方が好きなので、BLだろうがなんだろうが、私の”日本語好き”活字中毒はこの時から始まってたんだなぁと思います。
中学時代は割とナチュラルに普通のオタクだったので、日本のオタク文化を学んだ3年間でした。
そのままただアニメや漫画が好きな人間として生きていたら、絶対違う人生になってたと思います。
いま中高生のオタクのお嬢さん、こんなブログ読んでいるかわかりませんが、油断してはいけません。
数か月前の私は、今の私にびっくりしているはずです。人生マジで何があるかわかりません。
そして、高校時代。というか、中3でテニミュにハマりました。これが二歩目の屈折です。笑
いまだに大好きな陳内さんに出会ったのも中3で、ここからは若手俳優オタとして生きてました。
ミュージカルも舞台も1mmも知らなかった私ですが、彼を好きになってから今までずっと演劇が大好きです。
演劇がまったく盛んではない日本で、舞台芸術の楽しさを学んだのがここでの3年間ですね。
高校時代は1人で北から東京まで鬼のように遠征してました。
深夜バスを含む東名阪ツアーもしました。懐かしい。SPECTERの時です。
これも今思えば結構怖いですよね、JK1人旅。私の親、よく許したよなぁ。(事後報告で有無を言わせない説得をした気もする。笑)
でも、いいお勉強になってると思うんです。百聞は一見に如かずと言いますし。
自分で飛行機のチケットやホテルをとって、自分の足で東京の劇場まで行って、五感で楽しむ演劇という芸術に触れて。
舞台という”好き”を通して、人生の経験もいっぱい積めたなぁと思います。
ただし、次の進路にまで影響したので、行動派人間になりすぎるのもどうかと思います!ご注意ください!
それから、LILIUMを通してハロオタになったのも高校生です。はい、三歩目の屈折です。新たなオタク人生です。
それまでイケメンしか追いかけてこなかったので、女の子の芸能人を本気で好きになって貢ぐのは、今でもハローだけですかね。
女性アイドル現場という未知の世界にも一人で踏み込んでいき、田村芽実という才能に出会えて、本当に生きててよかったと思います。
からの短大時代。演劇という文化の現実を見ました。
お芝居に出る楽しさも、お芝居を作っていく楽しさも、たくさんありました。
でも、それ以上に稽古はキツイし休みはないし、最高にブラックです、あの業界。
というのはまぁ関係ないのでいいとして、ここでの四歩目の屈折は「ALLOUT!!」です。
ひっっっっさしぶりに原作そろえてグッズ集めするくらいアニメにハマりました。
ALLOUTはラグビー部を描いた爽やか青春系の作品です。
その時書いた記事はこれ ↓
体育は万年、真面目にやったのはわかりました、という先生の優しさでできてるゴミのような成績表だったので、スポーツには死ぬまで触れることはないだろうなと思ってました。
そんな私がラグビーアニメにハマって、必死にラグビーのルールを勉強したし、世界の選手のトライ集や試合映像を見て面白いと思えるまでに成長したんです。
運動神経ゼロ芸人の私からすると、人生の中でも結構大きな変化でした。
さぁそして現在、ご存知のとおり?アジアBLを好きになり、五歩目の屈折中です。
もう私の人生はジャンクションのようです。
元から商業腐女子で若手俳優オタですから、当然日本の実写BLは片っ端から見ました。
しかし、まさか若手俳優オタがタイ人の若手俳優オタに進化するなんて……さすがに予想外でした……。
最近の自分の中での変化というか学んだことと成長は、外国に対する興味と外国語アレルギーの克服です。
日本語も日本食も大好きな私は、外国に一切興味ありませんでした。外国に行きたいなんて、人生で1度も考えたことなかったです。
でも、タイの子たちを好きになって、めっちゃタイ行きたいんです(単純)
しかも、彼らが喋るのはタイ語ですから、嫌でもタイ語を見聞きしなきゃならないし、私自身少しでもタイ語がわかるようになりたくて、お勉強中。
まさか英語すらできない私がタイ語を勉強してるなんて、5月の私は驚愕してますよ、今頃。
挙句、中高大で英語を多少勉強してたおかげで、英語って意外と読めるしどの言語よりもマシだ!!って思ったんです。すごい。
最近は日本語訳なんてなくても、英訳文があれば勝ちまである。私にはgoogleや英和辞典という強い味方がいるからね。
まぁ、腐女子で俳優オタやってたおかげで、海外に目を向けることができたんです。
(あ、今さらですけど、そういうレベルにどこまでもポジティブ人間です)
会えないのは苦しいし、日本語字幕ないと1時間弱の1本を見るのに倍の時間かかるし、公式的にお金を落としてあげることもできないのが一番悔しいのですが、それでも彼らが大好きです。
20年生きてきて、もう約半分はオタクとして生きてるのですが、オタクだったからこそ成長できたことがこんなにいっぱいあるので、人生捨てたもんじゃないですね。
かといって世間的にはガチオタクでもないんですけど、まぁそこは目を瞑っていただきたい。
半年後の私は何して生きてるのかな?と思いつつ、今日もネットの海に電子のゴミをぶん投げておやすみします!
good nihgt.